ダムに沈む河原湯温泉

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民主党のおかげで一躍有名になってしまった八ッ場ダム。
そして、そのダムに沈む河原湯温泉。
温泉協会の解説によると800年も続く温泉場だとか。
こんな歴史のある温泉をダムに沈めてよいものだろうか。

ダムに沈む前に行ってみたいと思っていたのだが、なかなかチャンスがなくって。
ようやく訪れたチャンス。
電車での訪問となった。
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さて、河原湯温泉へはJR吾妻線の川原湯温泉駅で下車すればよい。
ローカル線でありながら、イベント列車も特急も走る。
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しかも、川原湯温泉駅はローカル感満点だが、特急がしっかり止まる。
こんなローカル駅に?と思うが、駅員まで配置している。

お金がかかるが、時間的に特急しかなかったので渋々特急に乗車。
川原湯温泉駅で下車。
そして、ローカル駅に不釣合いな巨大橋を見上げる。
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将来、あの橋からこの下に駅があったんだよ、って説明することになるのか・・・

河原湯温泉駅では数人が下車した。ただし、その他の人は温泉が目的でないもよう。
そうかもしれない。駅前に温泉街があるわけでない。
彼の温泉協会の説明によると駅から15分程歩くことになる。
天気がイマイチだし、雨降っていたらタクシーにしよう。

・・・・って、タクシー一台もいないじゃん!

・・・雨降ってないから歩くか。

わかりやすい入口。ここから上り坂に入る。
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紅葉や建設中の橋等をながめつつ・・・・
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すでに移転済みで多くの家が取り壊されていた。
あぁ、もうすぐなんだな。
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第一の目的地
「聖天様の露天風呂」
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え、すでに廃業?
彼の温泉協会は何も言ってなかったぞ。
まぁ、いい。とりあえずのぞいてみよう。
露天風呂
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聖天様
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当然、ここもダムに沈む。
この神社もいずれは移転するんだろうな。
バチをあてるなら、ダム建設を決定した強欲者にしてください。

聖天様対面の谷にある笹の湯
こちらもすでに廃業。
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おいおい、こういうことは早々にWebにアップしてもらわないと(→温泉協会)。

最後の望み、王湯へ。
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ここは営業していた。

ここには昔からの内湯と新しい露天風呂がある。
ただし、両者はつながっておらず、裸で行き来はできない。
うれしい「源泉かけ流し」なのだが、温泉があまりにも高温すぎて水で冷却しないと適温にならない。
温泉:水=6:4くらいではないだろうか。
ちょっと薄めの温泉ということで。

ちなみに内湯は3種の温泉をブレンド。
露天風呂は1種類の温泉のみ。
個人的には内湯のほうが好きだなぁ。
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内湯で熱くなり、露天風呂にちょこっと入り、再び内湯に入る。

ここの温泉は無色透明、硫黄の香りもない。
でも、800年の歴史を感じる温泉だった(そう思うだけか)。

なお、この王湯、本来であれば本年末(2013年12月)に営業を終了し、高台へ移転する予定だった。
しかし、道路整備の遅れにより数か月(明確な時期は不明らしい)、この地で営業を続けるそうである。
800年の温泉に入りたい人には朗報。急げ。

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ダム工事の説明もあった。
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あの高さまで水が張るのか?
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国土交通省の説明には、利根川氾濫のための治水が目的と書いてあった。
しかしなぁ、利根川の氾濫領域に人間が勝手に住んでいるだけだし、
ときどき氾濫がおこることで土地が肥えるわけだし。
何万年も繰り返してきたことを力ずくで抑え込もうなんて自民党のおごりだよ。
いくら立派なもの作っても自然には勝てないよ。

川原湯温泉自体は高台で営業するようだ。
上記「王湯」も高台で営業を続けるし、すでに高台へ移転し、営業を始めた温泉宿もある。
つまり、この地から高台へポンプで温泉をくみ上げているようだ。
まぁ、当面川原湯温泉の消滅はないが、ポンプくみ上げとなると、源泉かけ流しはできないだろうし、3種の温泉のブレンドなんてこともできなくなるだろう。
ただ、心配なのが、ダムが完成する2027年以降だ。
上述のように、大量の水がこの地に貯まることになる。その水圧により地下水の流れが大きく変わることは明白である。つまり、ダムに水が貯まると温泉の温度が下がり「鉱泉」に格下げになったり、温泉そのものが湧出しなくなることも考えられる。

やはり川原湯温泉は消滅するかもしれない。

20131110

この記事へのコメント

通行人0
2015年12月05日 17:05
住民の生活と住まいを破壊してまで、ダムこさえる必要はあるんかな(-_・)?水源として使うって上流の品木ダムで石灰ブチ込んで中和作業しとる川原の水飲みたいか?この先、少子高齢化 が進んでいくのに、水の需要が拡大し続ける訳あんめや。ダムなぞ観光資源にならんだろ。ゼニは政治屋の懐に入ってんだろ。小渕優子の地元だしな。借金抱えた温泉旅館 が移転の補償金をアテに呼び込んだだけのダム