シールチェーンのメンテナンス

走行中にチェーンが外れるという前代未聞のトラブルに遭ったことは報告した。
チェーン外れはチェーンの寿命で片伸び状態を放置したのが原因だった。

その後、当然チェーンを新品に交換し、スプロケも新品に交換した。
IMG_1041.JPG
ほぉ~~、チェーンってシルバーだったのか。。。
黒だと思ってたよ(爆)

で、せっかく新品に取り換えたのだから、しっかりメンテをしていこうと考えたのだが、
はて、シールチェーンの正しいメンテナンス方法ってどうするんだろう?
バイクに長く乗っているが真面目にチェーンメンテ方法を考えたことなかったなぁ。
シールチェーンにはCRC556は使用禁止であることくらいで、適当にチェーンクリーナーとチェーンルブ吹き付けてるだけだったなぁ。


この際、正しいメンテ方法を学習しようではないか。

ということでいろいろググってみたのだが、、、、

いろんな意見があるなぁ。

人それぞれ、千差万別、十人十色。

実は、シールチェーンのメンテについては、みんな自己流でやってるんじゃないか?

そんな疑問がフツフツ。。。


こういう状況だと、この人のメンテ方法が正しい!ってなかなか確信が持てない。

じゃぁ、こうしよう。
多くの人が信じていること、実行していることが正しいメンテとする!

つまり多数決方式。


すると、、、、正しいメンテ方法はこれだ!

シールチェーンはメンテ不要!

使い捨て!

ただし、ちょっとしたお手入れのコツがある。
(お手入れのことをメンテっていうんじゃないのか?という突っ込みは置いとく)


もうちょっと説明しよう。

シールチェーンは、コマとコマとの接続部分にグリスが封入されており、そのグリスが漏洩しないようにOリングでシールされている構造だ。

シールチェーンの構造については、このページがわかりやすい。

つまり、グリス内蔵なのでメンテで潤滑油を差す必要が無いのだ。だからメンテフリー。

で、封入されているグリスが劣化した時、あるいは何らかの原因で消滅した時がシールチェーンの寿命。
グリス劣化や消滅でチェーン各部の摩耗が進み「チェーンのび」として現れる。
つまり、シールチェーンの場合、チェーンが伸びてきたな、と感じたら寿命ということ。交換時期。
なお、チェーンの伸びは、金属が伸びるのではなく、可動各部の摩耗による。

もちろん、封入されているグリスを再注入すれば延命が図れるが、そんなこと一般ユーザではできないし、メーカーに依頼しても高額な費用がかかるだけ。交換した方が安い。だから使い捨て。

シールチェーンの寿命は使い方によって変わるがだいたい25000~30000kmらしい。

そう、寿命は使い方で延ばすことができるのだ!

どのように使えば寿命を延ばせるのか。


①要はグリスの劣化や消失を防げばよい。
   ↓
②なぜグリスは劣化や消失するのか、キーはやはりOリングだ。
   ↓
③Oリングの劣化やキズによってグリスの劣化や消失が発生する。
   ↓
④Oリングの劣化防止やキズ回避をすればいい。

Oリングのキズを防止する方法は次の通り。

①チェーンブラシでゴシゴシは御法度
 絶対にやってはいけない。ブラシでOリングを傷つけているようなものだ。

②チェーンクリーナーも御法度
 シールチェーンOKと書いてあってもダメ。
 CRC556のようにOリングを劣化させる溶剤が入っていなくとも、チェーンクリーナーは浸透性が高く、Oリングを抜けて内部のグリスを溶かし出してしまうのだ。つまり、グリスの消失が発生してしまう。

③Oリングは砂塵でキズが入る。
チェーンに砂塵が付かないようにする。具体的には、粘度の高いチェーンルブを使用しない。走行中でも飛び散り難いように粘度の高いチェーンルブを使用する人も多い(オレもそうだった)が逆効果。その粘度ゆえ砂塵を吸着してしまいOリングをキズつけていたのだ。

④Oリングはサビ(の剥がれたもの)でもキズが入る。
シールチェーンはメンテ不要なのでチェーンルブも不要!逆効果!と言いたいところ。だが、鉄製品とサビは切っても切れない関係にある。
低湿度や無降雨ならばサビも発生せず、堂々とチェーンルブ不要!と言えるのだが、日本にいる以上それは無理。
防錆のためにチェーンルブが必要となってくる。ここで、大切なのは低粘度のチェーンルブを使用すること。理由は③の説明だ。走行中はチェーンルブを飛ばして砂塵吸着を回避するためだ。


以上、結論をもう一度書く。

シールチェーンはメンテ不要!使い捨て!

チェーンルブは潤滑のためでなく、保管中の防錆のためのもの


低粘度のチェーンルブとしてはこれがいいんじゃないのかな。

ワコーズ CHL チェーンルブ 浸透性チェーン用防錆潤滑剤 A310
456-1-20120828155920.jpg

なお、オフ車や小排気量車に使用されているノンシールチェーンはメンテ必要だよ。
こちらはチェーンクリーナーを使ってブラシでゴシゴシOK!
細部を潤滑するため、CRC556のような浸透力の強い潤滑油がよろし。

20190822

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